trykmkmの備忘録

自称組み込みエンジニアのブログ

Raspberry PiでFT232Hのi2cデバイス制御(4)

 今回は、Raspberry Piに接続するFT232H+i2cデバイスのハードを作成します。

 使用するFT232Hモジュールは、Adafruit製のものを使用します。制御対象のi2cデバイスは、秋月製DRV8830モジュールを使用します。

 回路は、ここのページ記載の通り、D1とD2をショート、D1はSDAとして使用しプルアップする、D0はSCLとして使用しプルアップします。

 

 図1に回路図を示します。

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 図1 FT232H試験回路

 

 図1の回路図をブレッドボードに配線した基板を図2に示します。

 

 

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図2 FT232H試験基板(左:モジュールなし 右:モジュール実装)

 

今回使用した部品を下記に記します。

FT232H使用USB⇔GPIO+SPI+I2C変換モジュール: 半導体 秋月電子通商 電子部品 ネット通販

ブレッドボード EIC−801: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販

DRV8830モータードライバモジュール: 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販

 

 最後に、上記基板がRaspberry Piで認識するか確認します。

 下記に手順を示します。

 

 ①まずは、前回環境を構築したRaspberry PiをFT232Hを接続していない状態で起動します。SSHで接続するので、Raspberry Piにディスプレイ、マウス、キーボードは不要です。下記の図の通りに接続して下さい。

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 ②PCのteratermからSSHで接続し、ログインします。

 

 ③ログイン後、FT232H試験基板を接続します。

 

 ④コマンド dmesg を入力します。

 

  ⑤コンソール" Detected FT232H "が表示されていれば認識しています。

  (下記キャプチャ参照)

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 以上になります。

 次回は、Adaftuit製FT232H pythonライブラリをトライしてきます。